FuTenAdventCalender2019

大教大附属天王寺中学生・高校生によるアドベントカレンダー、FTACの2019年版です

男爵いもと決まり字

こんにちは、めっちゃ冬ですね。こたつでアイスを食べたいなあと思う今日この頃、皆さんはいかがお過ごしですか?

さて━━━━━━━━ 僕は今高校でクイズ研究部とかるた部の2つに所属しています。 ということで今回はこれら2つの魅力について語っていきたいと思います。

 まずはクイズ。実はクイズってスポーツなんです。しかもそのルールは無限大。毎回様々なルールでクイズは行われています。その時その時のルールや形式で戦略を考え、どのようにプレイするべきかを考える必要があります。 さらにクイズというのは単なる知識ゲームではありません。助詞や固有名詞を頼りにいかにして少ない情報で答えを導き出すかです。その先を推測し、ボタンを押してたった1人にしかない解答権を得て、正解できた時の気持ちよさったらありゃしません。 あと、クイズというのは本当に自分の世界が広がります。出題範囲はなんでもあり。学問からスポーツ、音楽、アニメ、ゲームまでオールOKです。だから、「男爵いも」の由来になった男爵とか、「青春」の対義語とか、年をとるにつれて1年が短いって思う現象の名前とかクイズをやってなかったら出会うことのなかったであろう面白単語でいっぱいです。 こういうのを見るとなんだかワクワクしませんか?クイズというのはそんな心をくすぐるスポーツなのです。

 そんなクイズオタクだった僕は高校である競技に出会いました。それが「かるた」です。こちらはクイズと違ってルールはシンプル。自陣にある25枚の札を早く無くした方の勝ち。ですがそのシンプルなルールの中には数多くの奥深さがあります。 かるたでは小倉百人一首を使いますが、試合で使う札はそのうち50枚です。なので読まれたけどその場にない札なんてのもあります。それらをどう聞き分けていくかというのも戦略の1つです。 またかるたには決まり字と言ってここまで読まれたら1つの札に確定するポイントがあるのですが、これは時間の経過ごとに変わっていきます。  例えば、百人一首には、「い」から始まる札が3枚あります。序盤は2文字目、3文字目を聞かなくてはなりませんが、終盤で3枚のうちもう2枚読まれた状態なら決まり字は「い」になります。このように刻一刻と変わる決まり字を把握してこそ勝利が近づきます。 他にも戻り手、囲い手、渡り手といった技がありますが、かるたは実際に見たりやったりしたらすぐにその面白さが分かります。騙されたと思って是非見てみてください。

 とまあ、ここまで書いてきましたがこの2つに共通するのはどちらも「競技」であることです。人と人とがぶつかり合い、しっかりと相手に敬意を表す。その面では他のスポーツとなんら変わりはありません。真剣勝負だからこそ勝ちたいって思うわけです。 ほんとに長々と書いてきましたが、少しでもクイズやかるたに興味を持っていただければ幸いです。ここまで読んでくださりありがとうございました!